【REF/SYNC】 クランク角センサー設定

センサーセットアップの理解がより深まるかも?と、NA8Cのクランク角センサー内をのぞいてみました。 
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クラセンの種類は構造を見る限りホール式のようです。 

銀色のちっちゃい金属がマグネットでしたので、黒いプラスティック内にホール素子が入っているのかな? 
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パルスを発生させるベーンはSGTとSGC用の2枚が同軸にあり、形状を見ると、発生させるパルスが想像できますね。 
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REF-SYNC設定 
本家ページにて「MX-5」をサーチすると 
「Mitsubishi / Mazda Optical」 (Drawing No T13) 
というPDFファイルを発見。 

そこにREF/SYNC設定の記述があり、すげー助かりました(笑) 
数値等は以下の通り。 

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以上を踏まえて ECU Manager のセットアップ。 
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センサーエッジについて
さて、よく目にするNAクラセンのパルスはこんな感じです。 
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純正ECUの場合、SGT(REF)の立下りにSGC(SYNC)が立ち上がっていればそこが#1気筒と判別されます。 

コレを単純にパラメータの中にある REF sensor Edge Polarity と SYNC sensor Edge Polarity に当てはめると、立下り(Fall)のREFは「Rise」になり、立ち上がり(Rise)のSYNCは「Fall」と設定するので逆? 

しかし波形の見方を変えて下記のようにとらえると、REFは「Rise」、SYNCは「Fall」になり、その先の720/0ポイントからREFの立ち上がりまでの角度を見ると、ほぼCRIP=615になります。
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Ref/Sync Modeの「16」が、SYNCが「2歯」あるロドスタのクラセンをmotecにうまく認識させているのかも知れませんね。