スロットル制御とラムダ表示

comp34

 

現在シングルスロットル&Lジェトロなのを、スロットル制御+MAPセンサーの2面マップに変更しようかと。

中途半端にやってたISCVの設定をきっちりやって、ノーマルECUの安定感がスロットル制御で実現できないか探ってみたいと思います。(多分ハードルは高い...)

・変更箇所

motec側カプラーのセンサー入力を、MAFからMAPに切り替え。

ラムダセンサーは、テックエッジの2Y1から2J2に変更し、WB(+)にLa1、WB(-)にAUX 0Vを結線。

【General / Main Setup】で、メインマップのEfficiency(Y軸)をMAFからTPに、セカンドマップのEffをMAPに。

メインマップの数値はとりあえずそのままでエンジンをかけ、水温が80度を超えるまでは噴射量を都度書き換えてアイドリングを維持させます。

水温が落ち着いたところで各センサー出力を確認すると、ラムダセンサーだけエラー発生。表示が「0.0」のままフリーズ。
このままではクイックラムダが出来ないじゃあないか...

また、しばらく調子良くアイドリングしていても、ラジエターファンが回るとリーンに振れてストール。

条件が揃っているにもかかわらず、アイドルアクチュエーターポジションがイニシャルに張り付いたりと、まだまだ制御がうまくいってない感じ満載です(笑)

この時点で一旦仕切りなおしました。

・ラムダ表示の「0」フリーズ

とりあえず、WB(+)~WB(-)間の電圧は約5Vで、リーンにおける電圧値としては問題なし。

ただ、motecに接続すると、途端に「0」表示になって、ダイアグでラムダ関連のエラーが出る。
lam_ell

2J2のリファレンスを見てみると、早速怪しい部分発見しました。
GNDとWBlin(-)の結線に注目。
2j2wblin-ecu

元々デフォルトでは、アナログ出力のコネクターにWB(-)とグランド(GND)間にジャンパー線があります。
これはWB(+)とGND間の電圧がmotecにかかってる事を意味し、センサー出力そのままというわけではありません。

ジャンパーを外して図のようにGNDとの接続を断つと、ラムダ表示は問題なく表示されてクイックラムダも出来るようになりました。

いつもつまずいている事ですが、センサーアースには十分配慮して結線すべきだと反省。

で、とりあえずはクイックラムダが出来るか確認してみます。

テクエジの表示器と Ecu Manager の値は一致し、クイックラムダも問題なし!

しかし、気を良くしたのもつかの間、テクエジの表示が空燃比ではなく「ヒーター切れ」のエラーメッセージになり、本体電源も落ちる事態に。

原因は2J2用morex~8pinMICコネクタの半田が外れた事で、ヒーター断表示→ヒーター線とシールド短絡に移行→ヒューズ断となったようでした。
dscn0406

テクエジデフォルトの多芯ケーブルは、思いっきりMICコネクタに半田付けしにくいし、変換さえ出来ればそんなに長いケーブルでなくても良い事から、シールドを含めた全端子を単線結線にして作り直しました。

こんなの。
dscn0409 dscn0412
dscn0416

これで無事テクエジ復活と言いたいところですが、実はヒューズ断の処置を間違い、2J2に過電流を流してしまうというエラーもありまして...。

一応2J2は普通に動くんですけど、いつ駄目になるか分かりませんので秘蔵の2Y2を組み立て、バックアップ体制を整えて今に至ります。
はぁ、何やってんだか。
dscn0418dscn0429
dscn0454

今回はセッティング以前のハナシでしたね...。

つづく。