波形測定(m84&LINK)

ダミーのインジェクター回路が出来たので、Ref波形込みで再確認をしました。

LINKのオフセットトリガ値は、あらかじめ設定した点火時期とクランクプーリーのマーキング(NA8CなのでBTDC10°にしています)をタイミングライトを使って合わせます。

今回(ノーマルクラセン)はご覧の数値でタイミングが合致しました。

 

ただ、クランクプーリーのマーキングが合っても、同時点火の場合は圧縮上死点が1番なのか4番なのかは判断できませんし、360°から上記のオフセット値を差し引いた値を入力してもエンジンはかかりますので、そこをハッキリさせるために、4CHのオシロを使って波形比較しようという訳です。

 

まずはm84でアイドリングさせ、クランクセンサーの信号を分岐してLINKに入力します。
そして1番インジェクターの噴射タイミングをm84とLINKで比較すれば、オフセットトリガがはっきりします。

また、波形を同期させればオフセットトリガの値も1°単位で合わす事が出来ますね。

 

・CH1:LINK#1インジェクタ波形
・CH2:m84#1インジェクタ波形
・CH3:REF信号
・CH4:SYNC信号
オフセットトリガ:-25の波形です。

 

オフセットを360°振った値を入れたら、#4のタイミングで噴射信号が出ました。
という事は、-25が正解です。

 

インジェクションタイミングをm84にあわせてみると、噴き終わりのタイミングが4msecほどずれています。

 

そこを合わせるとオフセットトリガは「0」に。

 

アイドリングに必要な噴射時間も把握できましたし、LINKのマスター燃料やマップ数値、トリガオフセット、インジェクションタイミングも視覚的に理解できましたので、波形計測出来たのは良かったです。

ありがとうynくん。

というわけで、モヤモヤしたところがすっきりしました~。