ISCV設定決定版(仮)

引き続きISCVのチューニングネタですが、やっと納得いく感じになりました。

結局、ISCVの各パラメーターの意味を勘違いして、適切な設定が出来ていなかったというオチなので、今までのハナシは忘れて下さい(汗)

その代わりと言ってはナンですが、ISCVの設定についてちゃんと書きたいと思います。


ISCVのパラメーターを今更ながら整理すると、

Idle Aim RPM :回転数目標値(860r.p.m.)
Idle Normal Position:PID制御時の基準位置(アクチュエーター開度)
Idle Initial Position:PID非制御時のアクチュエーター開度
Idle Min Output:アクチュエーター最小開度
Idle Max Output:アクチュエーター最大開度

となりますが、ワタシの勘違いは、Idle Aim RPM と Idle Normal Position が何らか紐づけされていると思ってしまったところ。


前回上手くいかないと思い込んでいた、「PID制御が入るとノーマルポジション値 +α のアクチュエーターポジション値になる。」事象は、単に設定した Idle Normal Position から PID制御で アイドリングの回転数を目標回転数にすべく、Idle Actuator Pos が開いていただけの話でした(笑)
log_281008_iscv_idle_b

 

ISCVの各設定値を求める時、着目すべきは Aim RPM における Idle Actuator Pos で
Idle Min Output や Idle Normal Position の設定をもって
Aim RPM に合わせに行く事ではないという事

 Aim RPM での Idle Actuator Pos はクルマによって変わってくるところで、NAとNBでも違いがあると思います。


という訳で、NA8C・ISCV設定の決定版です。


【Idle Control】 ISCVの設定と調整
 

ちゃけくん、ステキなヒントありがとう。

 

【追記】
上記記事の設定では、走行条件を網羅するような動きにはなりませんでした。

具体的にはアイドリング時の Idle Actuator Pos が安定しませんので、そこも踏まえて各設定値を調整する必要があります。
詳細については 【Idle Control】 ISCVの設定と調整 に追記予定です。 

 

Idle Min Output

さて、前回の続きです。

Idle Min Output値を、Idle Normal Position と同じ値にすれば、「Aim rpm から少し落ちて戻ってくる」が解決しそうという話。


以下は現在の設定値です。
目標回転数 860r.p.m.。
これはワタシが任意で決めた数値。
log_281004_iscv5


ISCVのノーマルポジション。
ここを基準にPID制御し、目標回転数に近づけます。
目標回転数に合わすため、実際にアイドリング状態で探った数値。
860r.p.mプラスマイナス10r.p.m.でアイドリングします。
log_281004_iscv4


ISCVアクチュエーターの最小値。
バイパスバルブがこれ以上閉まらない位置、と解釈して良いと思います。
上記ノーマルポジションと同じ値を入力すれば、回転落ちが解消すると思って入れた数値。
log_281004_iscv3

 

で、本日取ったログ。
ブンブンとアクセルを軽く踏んで、Idle Actuator Pos の動きをみると、確かに設定値通り「28.8」になっていますが、以前よりマシになったものの、回転数が一旦下がる事象は変わりません。
log_281004_iscv13


PID制御から外れた時のアクチュエーターは、各パラメーター値にちゃんとなってますが、制御が入るとノーマルポジション値からは外れています。

仮にIdle Normal Position値を実際のポジション値に合わせに行くと、回転数が上昇し目標回転数に対しての差(Idle Aim Error)値が増えてくるので、適切な調整ではなさそう。

目標回転数に必要な空気量を確保するのに必要な分アクチュエーターが開くと、現状「33.0」というポジションになるという事なら、スロットルのバイパスバルブを調整する事で、互いの数値を近づけ、アクチュエーターポジション=ノーマルポジションに出来るかも知れません。
理屈としていまひとつ理解できていませんので、勘ですが(笑)
log_281004_iscv_idle43


アクセル開度「0」、アイドリング時のログ。
Idle Actuator Pos の平均値は「33.2」なので、Idle Normal Position の設定値「28.8」より約4.5差があります。
log_281004_iscv2


Idle Normal Position と Idle Actuator Pos の差は、負圧が常にあるスロットル内での現象と解釈出来なくもない。

Idle Normal Position値は変更せず、Idle Initial Position と Idle Min Output の数値をPID制御時のアクチュエーターポジション値に合わせるのもアリだとは思います。

でも、パラメーター値=実測値になっていたら、パラメーターをセットしやすい気もするし。

いずれにせよ、アイドリングのセッティングはもう少しつめる余地あり、というハナシでした。

 

セカンドマップとISCV

前回、ミスったところのフォローから。

【 Fuel 2nd Load Table Mode 】を「1」=Percentに変更して、メインとセカンドマップの数値を細かく合わせ込んだら、A/Fがようやくビシッと揃いました。 

1ホールインジェクター、ラムダ補正無しでココまでできればワタシも満足(笑)
log_281002_1

 

で、次なるお題はISCVの動きをもっと純正に近づける、です。

現状、ブンッっと針が上がってからカクカク2段階で落ちてきたり、 Aim rpm(アイドル回転数設定値)より低い回転数になってから、ゆっくり戻ってきたりします。

些細な事で、「気にするところ?」と思う方もいるかも知れませんが、気になるんですよ(笑)


イメージをつかむためにログを見る。
log_281002_2

 

スロットル全閉時、ISCVのアクチュエーターは目標回転数を維持するため、32~33辺りのポジションで動いています。

アクセルを軽く踏むと、Idle Actuator Pos が「23.0」に一旦張り付いてからポジションを上げてきます。
何故こうなるのかとふと思う。


「23」ってどこかで見た数値だな...ああ!コレだと(いまさら)気がつきました(笑)
iscv_min_23

 

idle normal  position 値との兼ね合いをうまく合わせれば、先ほどの「Aim rpm から少し落ちて戻ってくる」が解決しそうですね。

すぐ試したいけど、週末だなぁ。

それまでにログを良く見て、ノーマル然とした動きになるヒントを見つけておこう。


【MEMO】
Idle Actuator Pos 23 → 33 約22秒。
回転数 860 → 760 r.p.m. 時間は Idle Actuator Pos と同じ。
log_281002_3

インジェクションタイミング

log_2809252


最近、わずかに残るアイドリングでの微振動、ハンチング、A/Fのふらつきについて、対処できる事が無いかとログを眺めてたりしてます。
元が16ビット・純正ECU+Lジェトロですから、相手にならないのかも知れませんが(笑)


スロットル制御はマスフロー制御と違い、シリンダーに入ってくる空気量を計測しておらず、アイドリング(スロットル開度0%)での噴射量は決め打ちです。

ファンやPS等の負荷や、流入空気量が変化すると、その影響を受けてA/Fとかすぐ乱れますから、前回記事のようにサージタンク内の圧力で負荷検出して補正を行ないます。

ただ、各部品が適切に動作している前提で補正しないと、わけがわからなくなってしまう(笑)

基本的なパラメーター設定は大事だなーと感じていたところ、適当に設定していたかも...と思い当たったのがインジェクションタイミング。

motecでのインジェクションタイミングは圧縮上死点からのクランク角(0~720°)を入力しますが、現状を確認すると345°。


NA8Cノーマルカムのバルタイではインテークカムの開き始めは365°です。
inj_t1


低速回転時、ポート内のガソリン霧化を考えるとインテークバルブが開く前に噴いたほうが良いようですので、設定値345°はあまり適切では無いように思います。というかいい加減だな(笑)


アイドル状態で調整した結果、以下の様に設定すれば結構安定しました。
inj_t2

こうする事で、先日のラジファンが回る → リーンに振れてストールするのが、逆にリッチ側にずれるようになりました。

それを2ndマップで補正するも整数しか入らず、-2では薄く、-1では濃いという感じになってジレンマ。

やっぱり2ndマップって格子が粗くて使いづらいなーなんて思っていましたが、後に決定的なミスが発覚しました(笑)


以下は当サイトm84コンテンツから抜粋...

・Fuel 2nd Load Table Mode 
セカンド燃料マップの数値をメインマップにどう反映させるかを設定。 

「0」=Offsetとした場合 
メイン燃料マップのあるポイントの係数が「30」として、同じポイントのセカンドマップに「20」を入力すると、 
30+20=50%の噴射量になります。(% of IJPU) 

「1」=Percentとした場合 
上記と同条件だと、 
30+(30×20%)=36%の噴射量になります。 


Offset になってたというオチ orz
Percent に変更しましたとさ...

 

MAPセンサーとセカンドマップ

先日の続きです。

・アイドリングでラジエターファンが回る → リーンに振れてストールする件。
ログを確認すると、ラジファンが回ると微妙にエンジンの負担が増え回転が下がる → 回転を上げる為ISCVが開く → マップを読む場所は変わらないのでリーンになりストールする、という感じでした。

ラジファン負荷を見越して濃いA/Fにするとストールはしませんが、それは制御してるという感じでは...。
なので、負荷をMAPで拾い、セカンドマップで補正するという正攻法でやる事にします。
(そうするものだと先生に教えていただきました...)


かなり微妙ですが、28kPa辺りが境界線でした。ここのマップ格子を細かくして対応します。
Aux Out8 Duty Cycle がラジエターファン制御チャンネル。
map_fan2


・アイドルアクチュエーターポジションがイニシャルに張り付く件。
ISCV「ON」条件の1つ、TP開度を「0.0」に設定していたところに、温度でスロットルセンサーの抵抗が変化して、全閉でもmotecが「0.1」と認識していました。
TP開度を「0.5」となます事でとりあえずOK。状況によってはもう少し高い値になるかもしれませんね。


あと、ISCVの制御開始条件設定で、スピードセンサーの入力を追加しています。

車速有無を認識させるくらいなら、純正センサーでも十分使えるよ~というありがたい情報があり、そのままDig4に配線しました。

駆動輪をジャッキアップしてタイヤを回し、ISCVのポジションがノーマル → イニシャルへの切り替わりもOK。
isc_speed

後はその辺りをウロウロして、とりあえず走れるようにしてから、シャシダイで全開・高負荷域のマップを完成させたいと思います。ムフ。