【 General Setup 】 / 【 Main Setup 】
メインマップ設定の基本部分。
・Nunber of Cylinders
シリンダーの気筒数。BPは4気筒なので「4」。
・Eff Calc Method
燃料マップの縦軸をバキュームセンサー(MAP)の入力にするか、スロットルポジションセンサー(TP)にするかを指定します。Dジェトロなら「2」、スロットル制御なら「1」。
・Load calc Method
点火マップの縦軸をバキュームセンサー(MAP)の入力にするか、スロットルポジションセンサー(TP)にするかを指定します。
アクセルレスポンスを考え、ワタシはTPに設定しました。
・Efficiency 2 Calc Method
燃料の補助マップ(セカンドマップ)の縦軸をMAP、もしくはTPにするか指定するパラメータ。
エンジン制御をスロットル・Dジェトロ併用にする場合に設定。
Eff Calc Method と Load calc Method を共に「1」としてメイン燃料・点火マップの縦軸をTPに設定した場合、噴射量補正するためのセカンド燃料マップの縦軸をバキュームセンサーにするなら「2」と設定します。
Dジェのみの制御など、セカンドマップを使わない場合は「0」。
・Fuel 2nd Load Table Mode
セカンド燃料マップの数値をメインマップにどう反映させるかを設定。
「0」=Offsetとした場合
メイン燃料マップのあるポイントの係数が「30」として、同じポイントのセカンドマップに「20」を入力すると、
30+20=50%の噴射量になります。(% of IJPU)
「1」=Percentとした場合
上記と同条件だと、
30+(30×20%)=36%の噴射量になります。
【 Miscellaneous Setup 】
アクセル急変に対する燃料増量補正 (Accel Clamp) に関係する設定を行います。
・Accel Source
加速増量などを実行する際、どのリソースを使うかを設定します。
通常は「1」のスロットルポジション。
0 : Off
1 : TP
2 : MAP
3 : Efficiency Point
・Accel Threshold
上記で設定した Accel Source において、1秒間での変化率を設定。
増量補正を適応させない変化率なので、設定値以上の変化があれば補正が入ります。
非同期噴射させる際のアクセルの動き(速さ)を設定、と読み替えても良さそうです。
・数値が小さい → 非同期噴射のトリガーが発生しやすい → 増量補正が入りやすい。
・数値が大きい → 非同期噴射のトリガーが発生しにくい → 増量補正されにくい。
設定をする時は、 Fuel Accel Sensitivity や Fuel Accel Clamp に仮の値(デフォルト値)を入れておいた方が良いと思われます。
・Run RPM
ECUがクランクモードからRUNモードに切り替わる回転数を設定。
始動時増量補正をカットする回転数の設定ともいえます。
クランキング回転数とアイドリング回転数の、だいたい中間値を入力するよう説明されています。