フリーダム・4スロからの移行(NA6)

NA6に4連スロットル(E&Eマニ)・フリーダムの方から、LINKプラグインに移行できますかね?という問い合わせをいただきました。

移行は可能ですが、ピンアサインや制御出力数に違いがあり結構ややこしいので、詳細を以下にまとめてみました。

 

アイドリング制御
NA6で4連・フリーダム制御する場合、ISCVはトヨタの3端子タイプ(AE101用?)を使うようです。
これは、ロータリーソレノイド式というやつらしく、NA8の2端子のものではありません。

3端子ISCVは、電源共通でオープン側(RSO)とクローズ側(RSC)のソレノイドをそれぞれECUで制御し、弁開閉の具合を調整しています。

LINKのAUX1と2にオープン、クローズコイルを結線すればトヨタISCVの制御は可能です。

 

フューエルポンプ制御
NA6ではエアフロのスイッチで動作・停止させており、エアフロレスにした場合は大抵エアフロカプラーでスイッチ回路を短絡しています。
という事はイグニッションを「ON」にするとポンプは動きっぱなしになるので、結構危ないなぁという印象を持ちました。

NA8以降はエンジンが止まるとフューエルポンプも停止する様になっていますので、結線変更をしてLINKで制御させたいと思います。

 

スロットルポジションセンサー
ATの可変タイプに変更している場合、E&Eの説明書では「2L」ハーネスに結線するようになっていますので、結線変更して対応させます。

 

電動ファン
ECU制御ではなく、サーモケースのスイッチでON-OFFしていますが、結線変更なしでLINK側での動作温度設定を含め、ファン制御が可能です。

 

 

-LINKでの結線変更・割当-

ISCV
クローズコイルはAUX1(ソレノイドスレーブ)に、オープンコイルはAUX2(ISCソレノイド)に割り当てします。

 

フューエルポンプ
ステアリングコラム下にある「サーキットオープニングリレー」のアース側(エアフロにいってる方)の線をカット・延長し、ECUの「2T」に結線します。
LINKの「2T」はAUX5なのでそれを燃料ポンプ制御に設定すればOKです。

 

スロットルポジションセンサー
ECUの車体側カプラーで「2L」から「2M」に結線変更し、AN電圧1に割り当てます。

 

電動ファン
LINKの「1R」ピンにAUX8が割り当てられていますので、そこを電動ファンに設定し、サーモケースにある水温スイッチの線を外せばOKです。
ちなみに純正の水温スイッチ(サーモケース部)は91℃でONになります。