G4 LINKプラグインの概要

 

LINKのコンテンツを作ってから、関連する問い合わせをいただく機会が増えました。

丸投げではなく、ご自分である程度できる方には、できる限りの対応はさせていただいてます。

その中でLINKのラインナップにあるプラグインモデルは、そもそもカプラーオンで手軽に使えるものなのか?
また、NA6と8、それぞれデフォルトファイルでそのまま動くの?といった質問もありました。

確かにLINKサイトの紹介だと、基板とカプラーむき出しの写真(笑)と、
MX5Link 1600 or 1800 Miata and GTX
といった記載だけなので、ピンとこないのかも知れません。

 

プラグインとワイヤーインECU。

 

そこを補完したくてコンテンツを増やしてきましたが、LINK装着後の話ばかりだったなぁと思い、それ以前の話をしたいと思います。

 

1.フリーダムからの変更
フリーダムの素晴らしいところは、完全に車種別の設計である事です。

対応車種は年式等々細かい条件が付きますが、アイドル制御も安定していて(諸説ありますがw)センサー校正も不要です。

ただ、入出力のチャンネル流用や増設が難しく、ノーマル制御以上拡張させる事ができません。

 

対してプラグインは、ワイヤーインモデルの基板に対応車種のECUカプラーを取付けて、ノーマルのピン配列に入出力チャンネルやクラセントリガーを割り当てたものになります。

motecやhaltecみたいな汎用フルコンを専用ハーネスを使わずにカプラーオンにしたのがプラグインモデルという感じですかね。

また、CANを含む拡張コネクタや、補助出力(AUXチャンネル)が実装されていますから、センサーを増やしたり出力の増設も可能です。

 

ロードスターでいうと、シーケンシャル噴射・点火への変更、燃料ポンプのECU制御、クラセン変更、センサー増設などなど拡張性はかなり広がるでしょう。

任意の条件で別の燃料マップを読ませたり、メインマップの負荷軸をスロットルセンサー、セカンドマップはサージタンクのバキュームセンサーを割り当てデュアルマップにしたり、多ホールインジェクターへの変更もできます。

 

とはいえ、取扱いはゴリゴリの汎用フルコンと変わらないので、各センサーの校正やピン割当に対し、どこがどうつながるのかを把握していないと、後々はまる可能性大です。

 

あと、ECUのカプラーはNA8シリーズ1.5までの形状(22・26ピン)です。

NA8シリーズ2、NB1に使う場合は変換コネクターとECUケースが別途必要になります。

 

2.ピン配列と割り当て
中身がワイヤーインモデル(汎用ECU)なので、ピンの割り当てを把握しないと、設定チャンネルの扱いやどの程度拡張できるのかわかりませんよね?

 

基本となる割り当てやトリガについては、Mazda MX5 G4+ Xtreme Plugin.pclr というデフォルトファイルで設定されており、補助出力をどこに割り当てているかも各設定フォルダを展開すれば確認できます。

 

ワタシはPC-LINK(LINK用ソフト)のHELPにあるピン配列を見てもよくわからなかったので、ピンアサインという記事でまとめました。

 

NA6とNA8の各モデルで比較すると、電源やアースは共通で、インジェクタ&イグニッションドライバー、フューエルポンプ、タコメーターなどに差異がありますから、その辺りの設定(使用・不使用)を変更する必要があります。

そこまで出来たらエンジン始動まではすぐできるかと。

その後のよくわからない所があっても、当サイトの記事を読んでいただければ大抵解決できると思います。

 

というわけで、たのしいたのしい沼に一緒にハマりませんか?(笑)