セカンドマップとISCV

前回、ミスったところのフォローから。

【 Fuel 2nd Load Table Mode 】を「1」=Percentに変更して、メインとセカンドマップの数値を細かく合わせ込んだら、A/Fがようやくビシッと揃いました。 

1ホールインジェクター、ラムダ補正無しでココまでできればワタシも満足(笑)
log_281002_1

 

で、次なるお題はISCVの動きをもっと純正に近づける、です。

現状、ブンッっと針が上がってからカクカク2段階で落ちてきたり、 Aim rpm(アイドル回転数設定値)より低い回転数になってから、ゆっくり戻ってきたりします。

些細な事で、「気にするところ?」と思う方もいるかも知れませんが、気になるんですよ(笑)


イメージをつかむためにログを見る。
log_281002_2

 

スロットル全閉時、ISCVのアクチュエーターは目標回転数を維持するため、32~33辺りのポジションで動いています。

アクセルを軽く踏むと、Idle Actuator Pos が「23.0」に一旦張り付いてからポジションを上げてきます。
何故こうなるのかとふと思う。


「23」ってどこかで見た数値だな...ああ!コレだと(いまさら)気がつきました(笑)
iscv_min_23

 

idle normal  position 値との兼ね合いをうまく合わせれば、先ほどの「Aim rpm から少し落ちて戻ってくる」が解決しそうですね。

すぐ試したいけど、週末だなぁ。

それまでにログを良く見て、ノーマル然とした動きになるヒントを見つけておこう。


【MEMO】
Idle Actuator Pos 23 → 33 約22秒。
回転数 860 → 760 r.p.m. 時間は Idle Actuator Pos と同じ。
log_281002_3

インジェクションタイミング

log_2809252

最近、わずかに残るアイドリングでの微振動、ハンチング、A/Fのふらつきについて、対処できる事が無いかとログを眺めてたりしてます。
元が16ビット・純正ECU+Lジェトロですから、相手にならないのかも知れませんが(笑)

スロットル制御はマスフロー制御と違い、シリンダーに入ってくる空気量を計測しておらず、アイドリング(スロットル開度0%)での噴射量は決め打ちです。

ファンやPS等の負荷や、流入空気量が変化すると、その影響を受けてA/Fとかすぐ乱れますから、前回記事のようにサージタンク内の圧力で負荷検出して補正を行ないます。

ただ、各部品が適切に動作している前提で補正しないと、わけがわからなくなってしまう(笑)

基本的なパラメーター設定は大事だなーと感じていたところ、適当に設定していたかも...と思い当たったのがインジェクションタイミング。

motecでのインジェクションタイミングは圧縮上死点からのクランク角(0~720°)を入力しますが、現状を確認すると345°。

NA8Cノーマルカムのバルタイではインテークカムの開き始めは365°です。
inj_t1

低速回転時、ポート内のガソリン霧化を考えるとインテークバルブが開く前に噴いたほうが良いようですので、設定値345°はあまり適切では無いように思います。というかいい加減だな(笑)

アイドル状態で調整した結果、以下の様に設定すれば結構安定しました。
inj_t2

こうする事で、先日のラジファンが回る → リーンに振れてストールするのが、逆にリッチ側にずれるようになりました。

それを2ndマップで補正するも整数しか入らず、-2では薄く、-1では濃いという感じになってジレンマ。

やっぱり2ndマップって格子が粗くて使いづらいなーなんて思っていましたが、後に決定的なミスが発覚しました(笑)

以下は当サイトm84コンテンツから抜粋...

・Fuel 2nd Load Table Mode
セカンド燃料マップの数値をメインマップにどう反映させるかを設定。 

「0」=Offsetとした場合
メイン燃料マップのあるポイントの係数が「30」として、同じポイントのセカンドマップに「20」を入力すると、
30+20=50%の噴射量になります。(% of IJPU) 

「1」=Percentとした場合
上記と同条件だと、
30+(30×20%)=36%の噴射量になります。 

Offset になってたというオチ orz
Percent に変更しましたとさ...