スピードセンサーの取付け

MX5プラグインでデフォルトのままスピードセンサー(1M)を入力すると、速度が上がるにつれ表示がおかしくなってしまいます。

正確に表示させれば色々楽しいことが出来ますので、現在入手できるセンサーを取り付けてみました。

 

色々探すとホールセンサーぽい3芯のものが見つかったのでそれを購入。
(Driver’s support K 製と明示されてますので、以降DSK製と記述)

ミッションから生えるセンサーケーブルとの間に挟みこむタイプのもので3000円くらいでした。

 

取り付けの前にどんな波形を出すのかな~と12Vとアースをつなぎ、軸に電動ドリルをチャックして出力をオシロで見てみたらこんな感じの波形が...。

 

ちなみにこちらは永井電子の方。
5Vプルアップ回路が実装されているみたいですね。
12V電源でこの出力ですから高いだけのことはありますね~(笑)

 

という事で、DSK製センサーはプルアップ抵抗「ON」必須です。

設定して動かすとこんな感じでバッチリです。
1速。

5速。

 

・配線
DSK製センサーは12Vの電源、アース、センサー出力の3本を結線しますが、ちょうどクラセン付近にあるナローバンドO2センサー用のカプラーが空いていましたので、そこにつないで車体内へのハーネス引き込みをサボります(笑)

 

O2センサーのピンは12V(上流単独ヒューズあり)、アース、センサー出力、センサーアース(GND OUT)の4ピンなので、アースを除く3ピンにスピードセンサーを結線します。

 

カプラーの結線がすんだら、センサー出力のピンをECUの変換コネクター側でO2(2N)→DI3(1M)に挿し替えました。

エラー回避のため、PC-LINKでNBO2(AN電圧2)の「OFF」を忘れずに。

 

・スピードメーター較正
較正DI#3 の数値はmotecでやった時の考え方を用いると、DSK製センサーは1回転で4パルスのセンサーですから、
637/10×4=255
になるかと。

とりあえずの数値として入力し、GPSスピードセンサー(スマホねw)の数値と比較して微調整すれば良いと思います。

 

・ギア検出
実走もしくは駆動輪を浮かしてメーターケーブルを回しながら1~5速まで入れてやれば、LINKが計算してギア比テーブルを更新してくれます。

エンジン回転数と同じギア比(1:1)の直結ギアを指定(5速ミッションなら4速)し、それを元に設定したギア比テーブルと回転数からギアを認識するようなので、ニュートラルに入れて惰性で車を動かしたりすると、ギア表示がうまく動かなかったり、変速してから表示が変わるまで時間がかかったりします。

とはいえ、それでも十分使える機能ですからやって損はないと思います。

ギアの較正は、車をリフトアップして各ギアにつなぎながら行いました。

シャーシとボディー→ギア検出で出てくるパラメーター。
ノーマライズレシオテーブルは直結の4速ギア(5速ミッションの場合)を選択します。

 

1.ギア検出タイプを「ECUによる計算」にする。

 

2.エンジンをかけて1速ギアにいれクラッチミート。(アクセル一定)

 

3.ギア較正パラメーターを開き「OFF」→「1速ギア」→「OK」

 

4.ランタイム値(その他)ギア比ステータス「1速ギア計算中」表示が「完了」になればOK。

 

5.以降は2~4を繰り返す。

 

なお、スピードメーターの較正を済ましてからギア検出の設定をしないと、ギア比テーブルが合わなくなるので注意してください。