ラムダオーバーレイテーブル

クローズドループで使うラムダテーブル(目標A/F)を、条件を組み合わせて増減させるテーブルです。

 

高速で長距離を走る機会があった時、ラムダテーブルの目標空燃比を薄くして燃費を稼いでいたのですが、いちいち空燃比マップを上書きするのが面倒で、高速巡行を検知してその時だけ書き換えできないかと。

オーバーレイテーブルを使えばそれが出来そうです。

最初はスイッチのDI入力でオン-オフをするつもりでしたが、テーブル軸に仮想AUXが使えそうでしたので条件検出をして動かしてみる事にしました。

とりあえず街乗り領域でセッティングします。

 

検出条件
1.一定速度で走行し設定時間経過後条件成立
2.低負荷領域
3.高負荷になれば即リセット

条件数の関係と設定時間を簡単に変更する為、仮想AUXは2チャンネル使いました。

 

・仮想AUX1CH ON条件
ギアは3速以上
MAP値80kpa以下(高負荷条件不成立)
1200r.p.m.以上

・タイマー1
仮想AUX1CHオンで起動

・仮想AUX2CH ON条件
水温80度以上(冷間補正時不成立)
タイマー20sec(オーバーレイテーブルONの時間)

 

とりあえずはこんな感じで。

 

 

ボルトストレッチゲージ企画完了

企画に賛同いただいた方々へのデリバリーが完了しましたので、製品の紹介をもって当企画は完了とします。

製品リリースまでの顛末はこちら。

 

本体ジュラルミン+ショット後に硬質アルマイト仕上げ。

ミツトヨの2109S-10に部品を追加し、それをセットして使うホルダーで、ARP製コンロッドボルトのラインナップに対応し、ボルトをはさみ込んで保持するようになっています。

持ち手は親指の関節に少し引っかかる様な形状をしており、安定して持つ事が出来ます。

 

ダイヤルゲージ外側の目盛りが干渉しなようにザグリを入れています。

 

寸法調整用ボルトのネジ山はM8並目なので、普通のボルトを加工してオーナーオリジナルの調整ボルト装着も可能です。

 

時間はかかりましたが、良いものが出来たと思います。
末永く愛用いただければ幸いです(^^)