インジェクター、AUX出力の事前確認

プラグイン、またはワイヤーインといったフルコンを車両に取り付けて、いきなりクランキングしても一発でエンジンがかかる事は稀ではないでしょうか。

確実にエンジン始動できる状況を作っていく流れみたいなものを、我流ですがまとめてみました。

 

【インジェクター動作確認】

イグニッションONにしてPC LINKを立上げ、通信を確立させます。

 

ECUセッティングフォルダ
≫ 燃料 >燃料設定>インジェクターテスト

OFFと表示されているインジェクターテストを選択すると、テストしたい気筒を単独で動かす事ができますのでInjector 1から順に動作を確認します。

 

Injector No.と配線されたインジェクターが一致していれば同じNO.のインジェクターが動きますが、間違っていると違うInjectorが動きますので、そのあたりがチェックできます。

順番に間違いがない事と、各インジェクターの駆動音とその大きさが揃っていることも大事です。
差異があった場合は正しい結線でない事が考えられますので、再度チェックしてみてください。

あと、単独で長い時間動作させるのはインジェクター本体に負担をかけます。
できればPC操作と動作確認する人を分担し速やかに作業した方が良いでしょう。

 

 

【点火確認】

ECUセッティングフォルダ
≫ 点火 >点火テスト

方法は色々ありますが、プラグを外してプラグコードに挿し、プラグのねじ部をボディーアース(ヘッドカバー等にのせるなど)すれば、プラグ電極の放電が目視できます。

感電しないよう注意してください!(むちゃ痛いです…経験談)

他にプラグコードの頭に触れて微かな振動を感じて確認する方法もあります。

 

 

【AUX出力確認】

ラジエターファンやISCVの動作を確認します。

ECUセッティングフォルダ
≫AUX出力>出力Pin確認
ここでAUXを割当てた負荷をまとめて確認する事ができます。

 

>出力Pin確認>AUX1-ISCソレノイド

選択すると横にAux 1 – ISCソレノイドの別画面が開きますので、Functionあたりをクリックすると、そのAUXに割当てられた負荷の設定画面が出てきます。

 

>アイドル制御設定>AUX1テスト
ISCテスト駆動のONーOFF画面が出てきますので、ONでテスト開始です。

電動ファン、A/Cクラッチ、燃料ポンプ等同じ手順で確認します。

このあたりでフルコン制御ってこういう事か...と実感してワクワクしてきたらフルコン沼にハマったフラグです(笑)

 

以上でハードの動作確認は完了。

問題なければ制御の要であるTPS(スロットルポジションセンサー)とMAP(マニホールド・エア・プレッシャー)センサーの較正を行います。

 

 

【TPS較正】

≫ECU制御>TPS(スロットル開度センサー)設定

 

このメッセージが出ている状態でスロットルを全開にして「OK」押下。

 

次にこのメッセージが出るので、スロットル全閉にして「OK」押下。

以上でTPS較正完了です。

 

 

【MAPセンサー較正】

続いてMAPセンサーに取り掛かります。

≫ECU制御>mapセンサー較正

 

メッセージが出るので「はい」

 

問題が無ければ較正完了のメッセージが出ます。

 

問題があれば以下のメッセージが出ます。

 

エンジンがかかっていないときは、MAP値=BAP(大気圧)値なのでLINK内蔵のBAPセンサーと比較してその差を較正していますが、差がありすぎるとエラーとして較正を正常に終了させません。

アナログ電圧入力とピンの割当、MAPセンサーのCalテーブルが合っていない等が原因として挙げられますので、とりあえずそのあたりを確認してみて下さい。

 

以上がエンジン始動するまでに確認する事項となります。

 

ここまでやった時点でステータスにフォルトが出ている場合がありますが、リアルタイムではなく、以前に出た表示が残っている場合が多いので、リセットしてください。

≫ECU制御>ECUフォルトコード消去

 

メッセージが出ますので「はい」を押下します。

 

センサー結線等問題なければステータスはグリーンの表示に反転しますが、赤い表示が出ていれば、どこがおかしいかメッセージが出ていますのでそこを確認してみてください。

 

 

【トリガー較正】

車種別のトリガー設定にしていれば、トリガーオフセット「0」でも大抵エンジンはかかりますので数度のずれを確認して合していきます。

 

エンジンを始動し、暖気を済ませてからタイミングライトをプラグコードを1番気筒のプラグコードにセットします。

ECUセッティングフォルダ
≫トリガ>較正>ベース点火タイミング設定

 

この画面を出すと 1)ECUロック点火時期 に入力されている点火時期(10.0°BTDC)に固定されています。(純正と同じ)

 

タイミングライトでクランクプーリーのマーキングを確認して、10°BTDCからずれていればその分の角度を  2)オフセットを設定します の入力欄に数値を入れてください。

数値を入れEnterを 押下すると数字の背景が水色に反転し変更が反映されます。10°BTDCのマーキングが一致するまで繰り返してください。
オフセット値は0を基点にプラス・マイナスどちらもあり得ます。

 

純正ECUでの点火時期調整は、クラセンの固定位置を動かしてやりますが、LINK(フルコン)だとトリガーオフセット値を変更することで同じように調整できます。

 

これでチューニングの準備が整いました。

LINKを大いに楽しんでください!

 

カテゴリー: G4X

C’z Plus One Muffler (CP1 マフラー)

 

関西のロードスターショップCar’sさんリリース C’z Plus One Mufflerのファーストロットが届きましたので、早速取り付けてみました。

 

リリース発表、コンセプト、マスターモデルのインプレなどは、Car’sさんのサイトをご覧ください。

 

【ロードスター日記 12.12】 NAロードスター用オリジナルマフラー完成

【ロードスター日記 12.15】オリジナルマフラー PowerCheck

【ロードスター日記 12.26】 マフラーインプレ届く! 

 

 

部品構成はメインパイプ・テールサイレンサ・ガスケット・ボルトです。
輸送や取付時に傷がつかないように養生がしっかりされています。
 

 

触媒部からテールエンドまで60Φ通しのシンプルな構成ですが、テールは絶妙な角度がつけられており、ここにもCar’sさんのこだわりを感じます。

メインサイレンサーの入→出パイプに段差がありますが、隔壁は無くストレート構造になっています。

 

最大の特徴であるサイレンサー部。

現行のNDマフラー等でおなじみの膨張管(レゾネーター)ですが、私の記憶だとNA用では初めてだと思います。

音質をチューニングするためのレゾネーターというよりは、消音とトルクアップを狙いとしているように見受けられ、かなり大きい印象です。

 

エンジンをかけると、今まで付けていたメインパイプ50Φのマフラーよりも若干少し低い音でしょうか。

アイドリングの音量は850r.p.m.ほどで純正プラスアルファです。
純正触媒だと純正並みでしょう。

 

 

走ってみた

-GENロードスタースペック-

エンジン
NABPエンジン・純正ボア・NB1ピストン・NB1カム

排気系スペック
フジツボエキマニ・サード触媒・CP1マフラー

LINK G4XにてDジェトロ制御(インジェクター12ホール)

 

2000~3000r.p.m.辺り、BPエンジンには負担が大きいとされる領域で、高周波の排気干渉音が出てきます。

自身の経験から言うと、メインパイプ45Φ辺りから60Φに変更すると、この領域のトルクが落ち、特に坂道発進でもたつく印象があるのですが、それは一切感じませんでした。

なので排気干渉音が出ている時は、膨張管の作用でトルクアップさせていると解釈しています。

 

回転を上げていくと、排気音に干渉音が重なっていって炸裂音が混ざった感じになります。

特筆すべきは、レブまで回し切っても、音量がある一定のレベルから大きくならないのと、こもり音が一切出ない事。

高速を使ったツーリングも大丈夫だと思います。

 

60Φにするとトルクが落ちるという事はこのマフラーには当てはまりません。

自身のロードスターでは4速からの加速が少し鈍る印象を受けましたが、さすがにノーマルエンジンなので仕方ないかなと。

チューンドエンジンでしたら、この辺りの感じも変わって来ると思います。

 

Car’sさんより、ファーストロットは既に完売しており、セカンドロットのバックオーダーを受付け中という事でした。

詳しい状況等は、Car’sさんにお問い合わせ下さい。

 

 

トンネルで全開にすると、すっごい良い音がしましたよ...