【Tooth Ratio】欠歯トリガーでの設定

HELPを読んで何となく理解していたつもりになっていたところ、エラー対応に迫られてなかなか解決できなかったので(笑)自分なりの解釈をここに書いておきます。

Tooth Ratio の設定が必要になるのは、多歯で欠歯があるクランクトリガ(36-1とか60-2など)を装着した場合で、今回はNA8クラセンのSync歯を1枚カットしたものと36-1の組み合わせ。

症状としてはSync Errorが発生してエンジンがかからず、初爆もなし。

Ref/Sync関係のパラメーターについては正しく入力されており、よくわからずデフォルト値のままなのはTooth Ratioのみ。

Tooth ratioは50%に設定すると幸せになるよ!とHELPに書かれていますが、その数値だと今回のケースでは適切ではないようです。

 

あれこれやって、初爆きました(^^)

 

結果してSync Errorの原因は、クランキング中の回転の低さとエンジン回転のムラも相まって、隣り合わせの次の歯をTooth Ratio以降に検出してしまい、欠歯と誤検出したためでした。(Ref歯の波形間隔がクランクの回転ムラにより等間隔で入力されない)

そうなるとあらかじめ設定したRef欠歯数(One Missing)と整合性がとれないため、Sync Errorが消えなかったんですね。

 

Tooth Ratio については、

「次歯の予想点からTooth Ratio分プラスした範囲が次(隣)歯の検出範囲」

「次歯検出範囲を超えたところで波形を検出したら、その間を欠歯と認識する」

と私は解釈しました。

 

Tooth Ratio=次歯検出範囲
(エンジン回転ムラを考慮して調整するパラメーター)
という事ですね。

回転ムラで歯の間隔が広がり、Tooth Ratioというエリアを外れたら「ギャップ」とみなしてしまうので次歯検出範囲を広げてやると上手く行きます。
(数値ををトリガーエラーが出なくなるまで大きくする)

 

FOSインプレッション

 

FOS(フリクション・オフセット・スペーサー)ですが、おかげさまで2ndロットも完売しました。

 

理屈では効果のあるものだと思っていても、実際に取り付けて「実感」したわけではないので躊躇していましたが、ロドスタマニアの方々に図面を見せてコメントいただいたりして、製作に踏み切ることができました。

 

話はそれますが、当HPの記事については、見聞きした事を引用して記事にすることはせず、必ず自身がやった事を書くというマイルールがあります。

 

それからすると、FOSは初めての試みだったわけで、ロット製作前にご予約いただいた方々には特に感謝しております。

 

装着いただいた方からのインプレ

・路面の継ぎ目による突き上げの角が丸まった感じと、リアが良く動くなという印象。
コーナーで踏み込んだ際のリアの粘りも向上していると思う。

個人的には、縮み側よりも伸び側の動きが良くなった点がうれしい。
大きい段差を超えたときにリアタイヤが路面にちゃんと接地し続けている様になったと感じる。

 

・ハイレートのサスペンションを装着してサーキットまで自走するのには無理があったが、乗り心地が良くなったのでそれが可能になった。

今までリアサスの動きを妨げていたものが無くなったと感じる。

 

・ジワリとトラクションがかかるようになり、いきなりリアが流れる挙動が薄れた。

 

・レートが下がった様に感じる。

 

・山坂を走ったら楽しくてサルになった(笑)

などなど。

 

皆さんのインプレを拝見しますと、ねらい通りの「変化」を感じられるようで、まずは安心しました。

 

私が関わる走行会「舞ジム」で○神氏にも試していただき、ベスト更新からのお買い上げ(笑)という事にもなりましたので、この辺りでロードスターが楽しくなる製品だと自信を持ってお勧めしたいと思います!

 

製作に関わってくださった方々、ご購入いただきました方々にお礼申し上げます。

ありがとうございました!

 

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