【Fuel / Compensations】 始動時増量補正設定

【 Fuel 】 / 【 Compensations 】

・Eng Temp Comp
エンジン水温に対して適正な増量補正を行う為に設定。 
入力数値は、燃料ベースマップに対して %Trim 値となります。
効率点(Efficiency Points)の条件追加可能。

低水温時の値は始動時増量補正に影響を及ぼしそうなので、注意する必要がありそうですね。

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・Cranking Comp
主に水温が低い状態におけるクランキング中の燃料増量を設定する。

クランキング時は回転数も低く、Mapセンサーの数値も安定しないことから、 完爆まで持っていける噴射量を決め打ちで設定する感じでしょうか。

テーブルのX軸はクランキングタイム(Crank Time)、Y軸は水温(Engine Temp)にて設定し、 イグニッションをひねりクランキング開始から10~15秒の間に段階的に少なくします。
Y軸(Engine Temp)の設定をよく考慮した上でクランクタイムを調整。

また、完爆以降バトンタッチする Post Start Comp とのつながりを意識する必要があります。

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・Post Start Comp
クランキングし、エンジンが回り始めた後の燃料増量を設定する。

エンジンが回る適正な水温での始動直後、一定時間増量してアイドリングを上げておくとか、高速走行直後にエンジンを切って再スタートした時、 フューエルラインのベーパーによるリーン対策にも使えそうです。

テーブルのX軸はランタイム(Run Time)、Y軸は水温(Engine Temp)にて設定し、 およそ10~30秒の間に段階的に少なくします。

で、その後の増量補正は Eng Temp Comp に引き継ぐという流れでしょう。

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・First Injection
最初のインジェクター噴射時、あらかじめ増量しておく量を設定。
X軸水温、Y軸スロットルポジションでテーブルを書くことも可能です。
使用、不使用の差が分からない気がするのですが...

・Stopped Injection
エンジンが止まっている状態で、スロットルポジションが90%を超えた場合、インマニ内にあらかじめガスを噴射しておく事を目的とします。 

キャブの加速ポンプと同じような動きをさせるものなのでしょうか?
通常は使わないと説明されていましたけど...。

 

【General / Main Setup】 燃料・点火マップ基本設定

【 General Setup 】  /   【 Main Setup 】 
メインマップ設定の基本部分。 

 

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・Nunber of Cylinders 
シリンダーの気筒数。BPは4気筒なので「4」。 

・Eff Calc Method 
燃料マップの縦軸をバキュームセンサー(MAP)の入力にするか、スロットルポジションセンサー(TP)にするかを指定します。Dジェトロなら「2」、スロットル制御なら「1」。 

・Load calc Method 
点火マップの縦軸をバキュームセンサー(MAP)の入力にするか、スロットルポジションセンサー(TP)にするかを指定します。 
アクセルレスポンスを考え、ワタシはTPに設定しました。 

・Efficiency 2 Calc Method 
燃料の補助マップ(セカンドマップ)の縦軸をMAP、もしくはTPにするか指定するパラメータ。 
エンジン制御をスロットル・Dジェトロ併用にする場合に設定。 
Eff Calc Method と Load calc Method を共に「1」としてメイン燃料・点火マップの縦軸をTPに設定した場合、噴射量補正するためのセカンド燃料マップの縦軸をバキュームセンサーにするなら「2」と設定します。 
Dジェのみの制御など、セカンドマップを使わない場合は「0」。 

・Fuel 2nd Load Table Mode 
セカンド燃料マップの数値をメインマップにどう反映させるかを設定。 

「0」=Offsetとした場合 
メイン燃料マップのあるポイントの係数が「30」として、同じポイントのセカンドマップに「20」を入力すると、 
30+20=50%の噴射量になります。(% of IJPU) 

「1」=Percentとした場合 
上記と同条件だと、 
30+(30×20%)=36%の噴射量になります。 

 

【 Miscellaneous Setup 】 
アクセル急変に対する燃料増量補正 (Accel Clamp) に関係する設定を行います。 

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・Accel Source 
加速増量などを実行する際、どのリソースを使うかを設定します。 
通常は「1」のスロットルポジション。 
0 : Off 
1 : TP 
2 : MAP 
3 : Efficiency Point 

 

・Accel Threshold 
上記で設定した Accel Source において、1秒間での変化率を設定。 
増量補正を適応させない変化率なので、設定値以上の変化があれば補正が入ります。 

非同期噴射させる際のアクセルの動き(速さ)を設定、と読み替えても良さそうです。 

・数値が小さい → 非同期噴射のトリガーが発生しやすい → 増量補正が入りやすい。

・数値が大きい → 非同期噴射のトリガーが発生しにくい → 増量補正されにくい。

設定をする時は、  Fuel Accel Sensitivity や Fuel Accel Clamp に仮の値(デフォルト値)を入れておいた方が良いと思われます。

 

・Run RPM 
ECUがクランクモードからRUNモードに切り替わる回転数を設定。 
始動時増量補正をカットする回転数の設定ともいえます。 

クランキング回転数とアイドリング回転数の、だいたい中間値を入力するよう説明されています。