【Diagnostics Errors】 ダイアグノシスのエラーログ

特に異常が無いのにエラーがちょくちょく出るので、センサーのエラー出力設定値を見極めるため、ログを確認してみました。

すると、出力される数値の意味が理解できず、Helpを見てもさっぱり(笑)

答えはmotecのフォーラムにありましたので、その辺りをまとめてみました。

 

ログ出力
Error Group 7 = 64


Error Group 7 = 192

 

出力された数値は、そのグループ(8項目)で出ているエラーを全部まとめて表示していますので、ナニが出ているかを下記の表に合わせて確認する必要があります。

1チャンネルには「1」、8チャンネルには「128」が割り当てられていますので、ログの数値と見比べてみると、

ログ前半は Error Group 7 「64」 で 「Lambda Sensor 1 Fault」
ログ後半は Error Group 7 「192」(64+128=192) で 「Lambda Sensor 1 Fault」+「Lambda Sensor 2 Fault」

が出ている事がわかります。


出力値と各チャンネルに割り当てられた数値の組み合わせで、どんなエラーが出ているかを判断する感じですね。

今回はラムダセンサーのエラー設定値がギリギリで出ているようなので、そこを変更して様子見ます。

 

 

負荷検出してアイドルアップ

ISCVの制御がうまくいったことで、日常の走行ではほぼ不満なく動かせる様になりました。

しかし、未だオルタ負荷増によるアイドルの回転落ちは、燃調と点火時期で対応しきれていない感じ。

ヘッドライトとラジエターファンがONになった時、場合によってはタコメーターが「0」までパタッと下がります(笑)

純正ではいずれもISCVが開いてコントロールしているようですから、motecでもそのあたりを何とか工夫できないかとちょっと考えてみました。


そもそも負荷変動に対し、ISCVを使ってアイドルアップさせることはmotecでも可能で、エアコンONとパワステポンプ作動時に、アクチュエーターを「指定Duty分」開く事が出来ます。

Air Con Increase と Power Steering Increase ですね。

 

そこで、別チャンネルにアイドルアップさせたい電気負荷の動作信号を接続し、パワステとして設定できればオルタ負荷に対応できるのでは?と、思ったわけです。

負荷検出は電圧の Hi → Low、 Low → Hi どちらのレベルもON側に設定できますから、動作で電圧変化があればスイッチとして使う事が出来るんではないかと。


ヘッドライトの方は都合よくスモールランプONで12VをECUに入力する回路がありましたので、これを別チャンネルに結線し下記設定にすると、ヘッドライトをつけるとISCVのDuty値が大きくなりました。

 


ではラジエターファンは設定できるのか?というところですが、単純に電圧変化を拾える回路は無く、ここは少し考えないといけません。

ここはファンリレーのコイル下流で線を分岐し、ラジファンの動作・非動作時の電圧変化をそこでひろう事が出来れば、スイッチインプットとして使えるかも?
イメージ ↓

エンジンルームのダイアグコネクターに、ラジファンリレーのコイル下流から分岐された線が来ていますので、そこで電圧確認してみます。

ファンOFF・・・約14V

ファンON・・・33mV≒0V


その端子からmotecまで長い線を引っ張り、スイッチインプット6に結線。
ラジファンのON-OFFで電圧変化し、設定値に対してちゃんとスイッチングしているかを確認すると、OK、いけそうですね。

 

あと、気になっていたパワステ設定を複数チャンネルに割り当てた場合どうなるかですが...


各チャンネルを有効・無効にしてON-OFFし、 Status を見ると、すべてのチャンネルで Switch Input がON ・ OFFと反転するものの、
Switch Input ON  Power Steer Overload ON と関連付いて反転するのは1チャンネルのみ。
残念ながら重複設定はできませんね。


という訳で、1番負荷が重たいであろうラジエターファン動作で、ISCVのアクチュエーターを開かせるようにしたいと思います。

 

アクセルオフでの回転落ち

前回行ったISCVの設定で走行状況を変えて走行していましたが、案の定不具合が出てきました。

1.冷間~暖気運転中、アイドル回転数が落ちない。
アクチュエーターが Min Out に張り付き (27くらい)AimRPM まで回転を下げる事ができない。

2.空ぶかしでストール。
完全暖気後のアクチュエーター値の動き ・・・ アクセルをあおる→ Initial Positionになる。(非PID制御時になる値なのでこれはOK)
アクセルを抜く→ Min Out値までアクチュエーターが閉じ、回転が落ちきってストールorz

空ぶかしの時、アクセルを閉じた瞬間にMin Out値になる事から、出来るだけアイドリング時のアクチュエーターPOSに近い値にMin Outを設定していました。
こうするとアクチュエーターの開きを固定でき、回転落ちを防げたんです。


しかし、走行状況(昼・夜、走行時間による水温変化等)でアイドル時のアクチュエーターPOS値が変わり、特にオルタネーター負荷でアクチュエーターPOSが開き気味の時に回転落ちが顕著です。
(AuxOut8がラジエターファンで、Duty97%でON状態)
1125_4

 

上記1のケースでは、Min Out値をもっと小さい値にして、アクチュエータPOSに制限をかけないように設定しないといけませんが、そこまでPOSを下げてしまうと、ストールする状態は逆にひどくなるというジレンマが。

あと、Normal PositionとMin Outは互いに影響しあうものなんだろうか?と考えると、それもちょっと違う気もします。


で、フルコンの先生方に色々教わって、適切に制御出来たログがこちら。
1125_3


アクチュエーターPOSは落ち込むことなく、回転も徐々にAim RPMになっています。

そこにはMin Out値は見出せませんので、 またもやワタシの認識が間違っていたという事で...。


結局、Min Outを上記1のケースを実現する値まで下げ、Initial& Normal Position 値、PIDパラメーター値を変更しています。


ここまでの経緯などがあるので具体的なところは書けませんが、アクセルオフ時にMin Out値になるのは、アクセルONで上がった回転数に対し、設定したゲインで AimRPM に合わせるべく制御されていたようです。(回転を下げるため閉じ方向に)
で、Min Outで閉じ方向を制限されると。


アイドリング時のアクチュエーターPOS値は、ログを見る限り水温等によって変化するように思いますので、適正値はまだ探る必要がありますね。

以上、決定版と書きながら、実はそうではなかった件の顛末でした。
ああ、恥ずかしい(笑)

 

【Accel Enrichment】 加速増量補正

【 Fuel Accel Sensitivity 】
テーブル数値は、 Accel Source の変化率に対し、増量補正する度合いを設定します。
(X軸:回転数 Y軸:Efficiency Point) 

数値を大きくすると、アクセルの踏み込み量が少なくても大きな補正値が適用され、加速増量のための燃料が多くなります。 
(変化が小さくても感知する→敏感) 

数値を小さくすると アクセルの踏み込み量に対しての補正値が小さくなり、加速増量が入りにくくなります。
(変化が大きくないと感知しない→鈍感) 


以下、ECU manager のヘルプより。
デフォルトテーブル値 ↓
        RPM 0 1000 2000 3000 4000 5000
Eff% 100 | 0   0    0    0    0    0
           80 | 0   0    0    0    0    0
           60 | 0   0    0    0    0    0
           40 | 5   4    3    2    1    0
           20 |10   8   6    4    2    0
             0 |15  12  9    6    3    0

 

【 Fuel Accel Clamp 】
テーブル数値は、加速増量される燃料量で、IJPU%です。

IJPUが「15」msecの場合、ここの値が「50」なら、15×50%で7.5msecとなります。
加速増量の補正値(量)は  Fuel Accel Sensitivity で設定されていますが、エンジンの回転数に応じて補正量の上限を決める値が Fuel Accel Clamp になるので、制限=Clampという表現になっているようです。


以下はECU manager のヘルプより。

Accel Clamp 調整のヒント 】
注意:加速燃料補給を調整する前に、燃料メインテーブルを完全に調整する必要があります。

この表の値を設定するには、最初に「Accel Sensitivity」を「50」の標準値に設定し、「Accel Decay」を標準値の「5」に設定します。

目的のRPMサイトを選択し、サイトに合わせてエンジンRPMを調整します。

スロットルを操作しエンジンレスポンスをチェックします。 

Accel Clampを調整し、テストを繰り返してください。また、異なる "Accel Decay"値も試してみてください。

スロットルを軽く動かしてエンジンの反応を確認し、「Accel Sensitivity」も調整します。

加速燃料補給は、通常は4000RPM以上は必要ありません。

デフォルトテーブル値 ↓
RPM  0 1000 2000 3000 4000 5000
     40  30    20    10     0     0