ラムダセンサー駆動

エントリーモデルとはいえ、m84はラムダセンサーを直接駆動させる事が出来ます。

今までテックエッジの0~5Vを入力していましたが、上手くいけば空燃比計を外す事が出来るので、長い間温めていたネタを実践してみます。

 

日本代理店でラムダセンサーを購入すると、センサー自体にCalibration No. が記入されてくるようで、この数値がキーの役割を果たし、直接駆動が使えるようになるんだと思っていました。

一体どういう理屈でこのナンバーが決められるのか色々調べるも分らず、長い間手付かずになっていたんですが、他のパラメーターやテックエッジ、LSU4.2のリファレンスなどを読んでるうちに、そこに固執しなくても良い事に気付きました。

 

テクエジのハーネスを使うので、マイクコネクタのオス側を用意してmotec行きのハーネスを結線します。

 

回路図はこちら → Lambda Sensor Input Harness
ヒーター電源のヒューズは3Aくらい必要です。

 

 

パラメーター設定

Input Setup
#38 Lambda: Internal LSU or NTK

 

Lambda Sensor 1 Type  「6」

 

LA1 Characteristic Table (Lambda)
この仕様書をネットで見つけ、テーブルの数値を入力しました。

 

Aux Output 2 – Lambda Heater
Function 「9」

 

結線とパラメーター設定を済まし、motecとセンサーヒーターの電源を入れると、上手くいっていればセンサーが熱くなってきます。(ナニかを燃やす勢いなので取り扱い注意!)

 

 

センサーキャリブレーション
ECU manager の Lambda Sensor Air Calibration を開け、割り当てたセンサーにカーソルを合わせると、Value の数値がカウントアップしていると思います。
数値(4桁の数字)が安定したところで enter すると数値が固定されます。

 

次に Lambda Sensor Cal Number を見てください。
Air Calibration で反映させた数値が入っているはずです。

 

ああ、こういう事だったのね。(察し)

ココの数値については、別館の方でC.A.Mさんからコメントいただいてます。
C.A.Mさん:たしか あの刻印はピン1-5間の校正用抵抗の値x10だったかと。
GEN:あ~やっぱりそうでしたか!フォーラムにそれらしい事が書かれていたんで、確認のためにmotecに接続してフリーエアしてみました。
抵抗値=120Ω
フリーエア=1170
少しずれていますがハーネス長とかも関係してそうですね。

 

今回はココまで。
また時間のある時にテクエジと表示を比較し、正しい値を示しているのかを確認してみます。

 

ログスイッチ

水温が低いところから85度くらいまでの ET Comp (水温増量補正マップ)を書き、ログを確認した時の事。

水温上昇やET Comp がそれなりのカーブを描くと思いきや、途中でログがすっとび階段状になってしまう事案が発生...。
しかもその分時間も短くなってます。

 

リアルタイムにECU Managerで見ていると、設定どおりに綺麗なカーブを描いていましたから、実際にこうなっていた訳ではありません。

この事象を無くせないかとログの取得数を減らしてみたり、サンプルレートを変えてみたりしても特に変化なし...。

ちなみに、ログのON-OFFについては Data Logging Setup の Start/Stop Parameters で、開始と停止回転数を指定しています。


で、例のごとくセンセイに相談してみたところ、「ログはスイッチでオンオフした方が良いよ」とアドバイスいただきましたので、Digital Input Functions – Dig In 3 に Log Enable を割り当て、汎用スイッチを付けてみました。


結果。


とても良い感じになりました。

なんか途中で条件成立してたのかな?

なんにせよ、ログのオン・オフはスイッチの方が断然使い勝手が良いですね(^^)